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duino / ドゥイノ
摘草のお茶と料理
いつもの味噌汁に山椒の葉を一枚のせてみたら、ふわりと雰囲気が軽くなった。
手作りの蓬餅の香りに、幼い頃を思。
金木犀の花をお茶に混ぜて飲んでみたら、久しぶりにひとりの時間を持てた。
皆さんもそんな経験はないでしょうか。
摘草料理は、人と自然を近づける料理です。そしてそれは、ご自身の自然体に触れる料理と言えるのかもしれません。
duinoでは、こぶしや蓬、クロモジなど香りを楽しむ摘草のお茶を中心に、アペロのような軽いお食事のコースをご用意しております。食材となるのは、私たちの身の周りに生きている動植物たちです。春は新芽や花、夏は葉物、秋には種や実の類、冬は地中の根が主役となります。小さなアトリエでの料理教室やケータリングも行っています。
お酢や塩、油といった調味料は味を整えるだけでなく、天然の素材の色や香りを引き出し、醸し、定着・保存させる効果があります。
例えば、梅と赤紫蘇を塩漬けにした梅干しは日本ではおなじみの保存食ですが、アロマテラピーや染色の分野に共通するものがあります。植物の塩漬けは、食用としてだけでなく、ヨーロッパでは香りを塩で閉じ込めるモイストポプリとして古くから親しまれ、また梅自身の酸により赤紫蘇の色をうつし定着させる染色の醍醐味もあります。
料理教室では、こういった食文化の面白さもお伝えしたいと思っています。
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